理科の学習法  >  高校入試の問題を予想する

こんにちは。徳島県阿南市のエクセル進学ゼミ塾長の川野です。


 「高校入試の問題を予想する」こう書くと非常に専門的な知識が必要なように思いますが、ある程度のレベルまでであれば、ちょっとした手間をかけるだけで誰にでも出来ます。

その方法を今回はお伝えしたいと思います。



まずは過去の入試問題を最新のものからさかのぼって3〜5年分用意して下さい。一般的な本屋さんに行けば、5科目分セットにして、公立高校は1000円弱、私立や中高一貫校は2000円位で売っています。



過去の問題が手に入れば、次の項目にしたがって年度別に入試問題を分類分けしていきます。教科書は第1分野、第2分野ですが、分ける分野はまず、物理、化学、地学、生物の4分野になり、それをさらに細かく分けていきます。


物理

光の反射と屈折、 凸レンズ、 音、 力、 圧力(気圧・水圧を含む)、

静電気、 電気回路、 電力と発熱、 電流と磁界、 モーター・発電機、

物体の運動(斜面を滑る台車など)、 仕事とエネルギー(振り子を含む)、

色々なエネルギーの変換、 他



化学

質量と密度、 気体の発生と性質、 気体の区別、 状態変化、 蒸留

水溶液の性質(濃度)、 水溶液の区別、 再結晶、 中和、 分解、

電気分解、 化合、 酸化、 還元、 電池、 発電の種類、 他



地学  

火山と火成岩、 地層(化石・堆積岩を含む)、 地震、 露天と湿度、

雲のでき方、 天気図(低気圧・高気圧・前線を含む)、 太陽のつくり、

太陽の動き(透明半球)、 星の動き、 自転と公転(季節)、 太陽系、

金星、 月、 他



生物  

植物のつくり、 受粉、 植物の種類分け、 光合成、 植物の呼吸、

蒸散、 脊椎動物の種類分け、 神経(反射、目・耳・鼻)、 肉食と草食、

筋肉、 消化と吸収、 血液の循環(心臓、肝臓、腎臓)、 肺、

細胞(細胞分裂を含む)、 受精、 遺伝、 食物連鎖、 環境問題、 他


 これで作業は全て終了です。ここまで来れば入試問題は、物理、化学、地学、生物の4分野からバランスよく出題されていることに気が付くと思います。大問が8題あれば、それぞれの4分野から2題ずつ出題されているといった具合です。私の知る限り、たいていの入試問題はそうなっています。



 いよいよ予想に入ります。物理なら物理の中の小項目で、毎年のように出題されているものと、出題されていないものに分けることができます。例えば「音」は毎年のように出題されているが、「電気回路」は今年度だけで、昨年度も一昨年度も出題されていないという具合です。毎年のように出題されている「音」は来年度も出題されやすいでしょう。ただ、毎年のように出題されている小項目は、あっても非常に少ないのが現実です。対して、今年度だけの「電気回路」は、来年度は出題されない可能性が高いです。つまり、ここ2〜3年間に出題された小項目以外の小項目が、物理分野からは出題される可能性が高いという事になります。以下同様に、化学、地学、生物の各分野についても見ていけばよいのです。



 また、まったく別角度からの予想法として、最近に起こった出来事は出題されやすいと言えます。今年度であれば「東日本大震災」が例としてあげられます。つまり地学分野から、地震や津波関係の問題、過去の大震災に関する問題、物理や化学分野から発電関係の問題、生物分野からは環境問題などが出題されやすいと考えられます。



 さらに、全体としての出題傾向もあります。文部科学省による指導要領の改訂により、全体的に難化傾向になって来ているのは間違いありません。具体的に理科で言えば、単に覚えていれば答えられると言った問題から、なぜそうなるのかという理由を書かせる問題が増えて来ています。また、理由が理解できていなければ解けない問題が多くなって来ています。



 以上の内容は、年に何回かある実力テストにも使えます。また、理科以外の他の科目にも応用できます。


 最後に、この予想方法で出題予想をして「そこだけ勉強したのに全く出題されなかった」と文句を言われても、私は何の責任も取れませんので悪しからずご了承ください。予想はあくまでも予想であり、確実にそこが出題される訳では決してありません。受験勉強をする際の一助としてもらうのが本来の目的です。受験勉強は、出やすい、出にくいに関係なく、全範囲を勉強することが基本であることを、強く訴えて終わります。


 




 

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