数学の学習法  >  数学が苦手です。何から勉強すべき?

みなさん、こんにちは。徳島県阿南市のエクセル進学ゼミ塾長の川野です。


今回は主に中学3年生で「数学が苦手です。テストは20点位です。」というような人が、

何から手を付けて、どうやれば効率よく点数を伸ばせるかを1〜3まで順序立ててお話ししたいと思います。これから夏休みも始まります。まだまだ入試には間に合います。ぜひ参考にして下さい。


1.計算力を鍛える

数学において一番の基礎は計算です。計算ができなければ数学は何も始まりません。

(ア)正負の数と指数の計算方法を覚える(3〜4週間)

まずは中1の正負の数の計算から始めましょう。ここで四則演算の方法や符号の扱い方、指数の計算方法を徹底的に練習して下さい。もし分数、小数がよく分からないという人は、小学校の教科書や問題集に戻りましょう。ただし、分数や小数の計算方法を覚えるために戻るのであって、小学校の問題集やドリルを一生懸命に解くのではありません。計算練習はあくまでも中1の問題集で行うことがポイントです。符号の扱い方さえ分かっていれば、小学校の計算も中1の計算も同じだからです。


 (イ)文字式に慣れる(2週間)

正負の数の計算ができるようになれば、次は文字式の計算への挑戦です。私の20年余りの経験から言えば、正負の数の計算方法さえしっかりできていれば、文字式の計算へは驚くほどスムーズに進むはずです。中1の教科書などで文字式の扱い方を覚えたら、練習をするのは中2の問題集(最初の単元)で行います。中1も中2も計算のレベルは同じだからです。中2には文字式の利用も入っていますが、今はまだその範囲はしません。


 (ウ)方程式を解く(2週間)

いよいよ方程式への挑戦です。ここで注意するのは、計算方法(方程式の解き方)を覚えることしかしないということです。つまり文章問題にはまだ手を着けません。また中1の1次方程式が解けるようになれば、続けて中2の連立方程式の解き方もマスターしましょう。なお2次方程式の出番はまだです。


2.2年生までの底上げ

ここまでの約2ヵ月間で入試問題を解くために必要な計算力が、3年生の内容を除いて整った事になります。高校入試の問題(難関私立を除く)は約7割までが2年生までの内容からの出題です。そこで次は2年までの分野を底上げします。これに順番はありません。点数が短期間(1〜2週間)で上がりやすい単元を列挙しますので、好きな単元から始めて下さい。難しい問題よりも頻出問題をいかにマスターするかがポイントです。

(ア)平行線と角、三角形・多角形の角(中2)

対頂角、同位角や錯角から始まり、多角形の内角・外角に関する問題です。文字式・方程式が扱えるので、内角の和の公式180(n−2)も使えるはずです。

(イ)場合の数、確率、資料の整理(主に中2)

中学で扱う場合の数や確率は、全パターンを書き出す方法で解ける問題しか出て来ません。コインを3枚投げた時の裏表の樹形図とサイコロを2個投げた時の表さえ書ければほとんどの問題に対応できます。

(ウ)簡単な文章問題(1次方程式、連立方程式)(中1、中2)

割合が出てこない、2種類の物(リンゴとミカンなど)を購入する問題などは簡単です。余裕があれば途中で速度が変わる問題にも挑戦したいですね。

(エ)作図(中1)

垂直二等分線や角の二等分線などの作図です。4つの作図パターンを覚えれば後はそれらの組み合わせです。

(オ)円周角と中心角の関係(最近は中3で習います。)

 角度が求められるようになればOKです。証明は後回しです。

(カ)扇形の面積、円錐の体積・表面積(中1)

公式をいくつか覚える必要があるので苦手意識を持っている人が多い単元です。三平方の定理が出てこないよう、必ず1年生の問題集で練習して下さい。


3.3年生内容の習得

2年生までの底上げがある程度できたら3年生に移ります。3年内容で優先すべきは

(ア)展開と因数分解 (イ)√の計算 (ウ)2次方程式 (ウ)三平方の定理

の4つになります。また、この順番に学習して下さい。

 ここまで来れば、入試問題でも70点位は取れる力を持っているはずです。


 最後に、短期間では点が上がりにくい単元(後回しでよい単元)を挙げておきます。

 (ア)グラフを利用する関数の問題 (イ)割合や速度が出て来る文章問題の応用

 (ウ)合同や相似の証明 (エ)規則性に関する問題の応用




 

プリンタ用画面
前
反比例のグラフ
カテゴリートップ
数学の学習法
次
連立方程式の文章題の解法





オンライン個別ライブ授業「一徹」