国語の学習法  >  国語の勉強ってどうやってするの?2

みなさんこんにちは。埼玉県深谷市の彩北進学塾の蓮です。




さて、前回の記事で、国語の「論説文」の勉強法をご紹介しましたが、今回は「小説」の

勉強法をお伝えしようと思います。早速ですが、「論説文」と「小説」の違いってなんで

しょうか?そのあたりから考えてみましょう。


「論説文」は、前回述べたとおりで「論(筆者の主張)を説明する文章」でしたね。

もちろん小説でも、作者が何か言いたいことがあって文章を書いています。ですので

「言いたいこと」を読み取ることは同じです。ただ、作りが大きく違うのです。


では、小説はどうなっているのか。以下に羅列してみます。

小説とは・・・

 

 ・複数の登場人物が出てくる

 ・場面が存在する

 ・主人公の心情(気持ち)を読み取らなければならない

 ・事件(出来事)が必ず起きる

 ・事件によって主人公の心情が変化する


という感じですね。


また、小説と言うのは「虚構」(フィクション)であって、作者のイマジネーションに

よって書かれたものなので、無駄なことは一切書いていないということです。無駄に

見えるものも何か意味があります。


そこで何を読解していかなければならないかを具体的に見ていきましょう。


最初にすることは、登場人物を必ずチェックすることです。そして主人公は誰なのか、

さらに言うと主人公と他の登場人物の関係を確認してください。なぜその関係なのか

は意味がありますので。これが最低でも絶対やらなければならないことです。


続いて、「場面」を把握することです。「場面」とはよく5W1Hなどと言われ、

「誰が・どこで・何を・どうした」などといわれますが、ここで私のいう場面とは、

「場所」「時間」の2つを表す言葉です。


そんなの何か意味があるの?とよく言われますが、実は、小説で一番大切なのは、主

人公の心情とその変化を探すことなのですが、そのことをこの場面が教えてくれます。

「場面」が変わると「心情」も変化するのです。「場所」や「時間」が変わったら、

主人公の心情も変わるので、互いに対応しているのです。ですので、場面を表す言葉

があったら、チェックしておかなければなりません。前回もお話しましたが、国語の

文章を読むときは、慣れるまで鉛筆で文章を汚していかないといけません。




では、最も大切な心情把握はどうするのかを見ていきます。


心情には「直接心情」と「間接心情」という2つがあるのですが、直接心情はそのま

まですね。悲しい、嬉しい、寂しいなど直接書いてありますので、探すのに苦労しま

せん。問題なのは「間接心情」。いくつか探すポイントを挙げてみます。


・行動や動作(例:テストで100点を取ってとび上がった←嬉しさ)

・表情(例:彼女の目は潤んでいた←悲しみ)

・会話や台詞(例:「何やってんだ、コノヤロー←怒り」

・情景や景色(例:空は黒い雲に包まれ、辺りは暗くなってきた←不安)




などです。特に難しいことではありません。ふだん日常生活をしていればおそらく誰

もが自然に行っていますから。ただ、こういったものを意識していくということです。

どうしても難しかったら、心情が、いい意味(+)なのか悪い意味(−)なのかだけ

でも確認してください。




そしてそこまで出来れば、あとは主題(一番言いたいこと)を読み取る作業です。主

題が書かれているのは、主人公の心情が変化するところから最後までに書かれていま

す。ですから心情把握が出来ないと主題を読み違えてしまいます。心情が変わったと

ころが分かったら、変わるきっかけとなった事件(出来事)は何か?そして、その事件

が起きた理由は何かを確認してください。自然と何がいいのかが分かってくると思い

ます。


小説は間違いなく、主人公の心情が変化しますので、そこを見落とさないようにして

くださいね。また、他の登場人物の心情を読み取る練習を普段からすることで心情把

握にも慣れてきますので、問になくても自分で文章を読んでいくらでもやることがで

きます。


以上のことはすぐに出来ません。常に訓練して積み上げるものですので、何度も練習

をしてみてください。これができるようにあったらあとは、小説独特の細かいものを

覚えていかないといけません。表現技法や文章のリズム感、視覚や聴覚を使った表現、

色彩変化などがあります。機会があったらまた書いてみようと思います。

 

比較的短い文章で練習していくといいかもしれませんね。まずは手を動かしてやって

みることです。前回の「論説文」もそうですが、時間がかかりますので、国語の勉強

はしっかりやらないといけません。


そして、どちらにも共通して必要なものを最後に一つ書いておきます。それは「語彙力」

です。いくら読解の仕方が分かっていても、文章中に出てくる言葉、語彙が分かってい

なければ、どうしようもありません。以前も書きましたが、英単語以上に、日本語の語

彙力をしっかり高めておきましょう。分からない言葉は調べるなり聞くなりして自分の

言葉の量を増やしていきましょう。




長くなりましたが、がんばってやってみてくださいね!!

 

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